このページでは「IMATってどんな問題が出るの?」と気になっている方に向けて、過去問とその活用法を掲載していきます。傾向の変化や活用法についてもまとめたのでチェックしてみてください。
各年の詳しい解説やボーダーラインについては別の記事に書く予定です。
それでは早速、見ていきましょう。
IMATの過去問を見る方法は?
この記事では、IMATの問題を製作しているケンブリッジの公式サイトが公開している過去問のリンクを掲載しますが、以下のサイトでも過去問を確認することができます。
イタリア大学省サイト「Accesso Programmato」
Cambridge Assessment Admissions Testing
MEDSchool.it
Italy Medical Schools
わざわざ英語のサイトを見るのはハードルが高い!と思う方のために本サイトでは、これらのサイトの情報もまとめて日本人の方向けに分かりやすく発信しています。
当サイトの情報のソースが知りたいと思った方や英語で情報収集できる方は上記のサイトは公式の情報なので、チェックしてみてください。
僕はItaly Medical Schoolsが一番綺麗にまとまっていて好きです。他にもいいサイトがあったら教えてください。Youtubeにも沢山の情報が載っているので、もっと色々知りたい方は調べてみるといいかもしれません。
僕はIMATに関して日本語で情報のまとまっているところがなく、情報収集にかなり時間がかかったのでこのサイトを立ち上げました。あちこち調べたりYoutubeを見たりするのが面倒だったので、このサイトが少しでも読者の方の助けになればと思っています。
2011年から2021年までの過去問がある
IMATは2011年から始まったので、10年分しかありません。よく考えて使いましょう。
形式も何度か変わっているので、ここで紹介します。
- 2011年と2012年は80問、120点満点だった→2013年からは60問、90点満点に
(制限時間も120分→90分に) - 2018年まではLogical Reasoning(英語の読解問題)が22問だった→2019年からはLogical Reasoning10問+General Knowledge(一般常識問題)12問に
2011年と2012年は問題数に対して時間がタイトですし各教科の配点なども今の形式と異なるため、時間を測って解くというよりは問題の傾向を見る程度にしておいていいと思います。
僕は真面目に2011年の過去問から順番に時間を測って解いていったのですが、2011,2012年の過去問は最初に解くべきじゃなかったと思っています。傾向を掴むという点で全然本番と違うので。
また問題数が多いので初めに取り組むにしてはちょっと面倒くさいです。
また一般常識問題は結構クセがあるので、どれくらい解けるのか一回試してみると面白いと思います。意外と苦戦するというか、そんなの知らないよと思うような問題も多いです。
以上を踏まえて、2019年以降の問題がおすすめです。
2011年 問題 解答
2012年 問題 解答
2013年 問題 解答
過去問はどう使うの?
過去問は時間を測って本番同様に解いてみるのをおすすめします。マーク式なので正確に自分の点数も分かるので、自己採点してみてください。日本語ではないので結構意外なケアレスミスをしたり、全然時間が足りなかったりと色々な発見があると思います。
また過去の合格者最低点数と比べると、自分がどれくらいの位置にいるのか分かるので勉強の指標になると思います。
IMATは併願できない
イタリアの国公立大学入試では併願をすることができないので、自分がどれくらいの点数を取れるのか大体把握した上で志望校を選んだ方がいいです。(出願は3校するのですが、実際は第一志望の大学にしか入学できない)
IMATでは6月下旬から7月くらいまでにどの大学に出願するか決めないといけないので、6月に過去問や模試を解いてそれを基に志望校を最終決定する受験生が多いです。
出願から受験当日までは2ヶ月ほど空くので、どれくらい自分の伸び代があるのかも考える必要があります。
そのため毎年合格者最低点は上下動しますし、昨年合格点の低かった大学が急に合格点が高騰するなど、難しい選択をしなければいけません。
安定して60点を取れればどこでも受かるので、何も考えずに済みます。僕は60点を目指して勉強していました。
僕のIMATの使い方
偉そうなことを色々書きましたが、各個人によって勉強の進度や志望校など、環境は完全に異なるので、結局はこの記事を読まれている方にとってやりやすい方法とペースで取り組むのがいいと思います。
僕のIMATの使い方を、あくまで一例としてですが、紹介します。
- IMATまでの残り日数を計算する
- 残りの日数を過去問の年数で割る
- 2011年から順番に解いていく
- わからない単語や問題があったらその範囲を潰して、次に備える
- その繰り返し
IMATは問題に出題傾向が割とはっきりあるので、似たような問題がよく出題されます。わからない問題はしっかり潰しておくと、結構他の年にも出たりするので進化を実感できます。
過去問は過去の受験者の点数も分かるので、あくまで自分の現在地を知るために取り組んでいました。
問題演習では模試や問題集を使うこともできるので、別の記事で紹介します。
終わりに
この記事では、IMATの過去問とその活用法を紹介しました。
各年の詳しい過去問の解説やボーダーラインは別の記事にまとめる予定なので、チェックしてみてください。
おすすめの模試や問題集のリンクを貼っておきます。